多号作戦（レイテ増援輸送作戦）に従事することとなった那智は昭和１９年１０月２８日マニラに進出した。
　１１月５日は早朝から空襲警報が発せられた。停泊は不利と考えた那智は緊急出港して単独沖合に出た。午後、敵機約２百機が那智に襲いかかってきた。那智は対空砲で応戦したが魚雷数本の命中等により、ついに沈没した。
　碑は昭和４６年１１月５日建立された。鹿岡艦長以下８５０名をふくみ大東亜戦争中の同艦乗組の戦役者１千名を祀ってある。