佐世保東山海軍墓地について
1.沿 革
- 明治22年7月1日佐世保鎮守府開庁とともに軍人・軍属の殉職者も多くなってきたため、東彼杵郡日宇村福石免と呼ばれていた現在地(佐世保市東山町180番地)を整地して墓地区画とし、明治25年10月2日から埋葬が始められました。
- 墓地は全区域を甲乙丙丁戌の5区に分けられ、甲~丁は将兵、戌区は合葬碑とされた。碑は合葬碑と個人碑に分けられ、このなかには3名の陸軍兵士、ドイツ水兵1名(シュミット3等機関兵)の墓もふくまれています。
- 昭和34年5月15日 軍転法の施行に伴い、佐世保市の所管するところとなり、名称も墓地を中心として、周辺地域を含めて「東公園」となりました。
- 平成15年5月17日海上防衛顕彰碑建立委員会により「海の防人之碑」が建立され、佐世保鎮守府管内(九州、四国及び沖縄)の戦没者17万6千余柱の英霊と併せて、海上自衛隊佐世保警備区管内の殉職者144柱(H29,12現在)の霊名簿が奉納されています。外国軍艦の入港に際し、指揮官等による表敬・慰霊訪問の機会がみられるようになりました。
- 現在、合葬碑62基、個人碑437基があり、年間を通じて各碑の慰霊祭、秋の市主催による「合同慰霊祭」、海上自衛隊佐世保地方隊の「追悼式」、当保存会による「お盆供養行事」が行われています。
- 園内は常に清掃され供花の絶えることがない聖地として多くの参拝者が感嘆されるところであり、郊外より海軍墓地に通じる交通事情もよくなり(大型車の通行が可能)、見学・参拝者も15年以降増加の傾向にあり、29年度は2万5千余の来拝者等が訪れています。
また、平成28年4月には日本遺産「鎮守府」構成文化財に指定されました。
2.佐世保海軍墓地保存会
- 終戦以来、聖地の荒廃が著しく「海友会」が主体となってボランテア作業で環境整備等が維持されていました。
- 昭和60年4月6日 旧海軍等七団体(海友会、水交会、海交会、主計会、ガンルーム会、甲飛会、海上自衛隊佐世保OB会)で「佐世保東山海軍墓地保存協力会」が結成され、墓碑や慰霊碑を恒久的に護持し、国家に殉じた英霊の顕彰並びに海軍墓地周辺の環境整備に協力することとなりました。
- 平成6年2月9日社団法人が許可され、「佐世保東山海軍墓地保存会」として事業を継承、会員数155名(R4.3.31現在)となっております。 また、平成26年4月1日一般社団法人に移行し、平成27年5月16日名称を「一般社団法人 佐世保海軍墓地保存会」に変更しました。
- 役 員(出身) R6.5.20改選
会 長 福田 武 (海自)
副会長 米永 譲 (海自)、吉田秀腆(遺族会)
常務理事 松永幸也 (海自)
会計理事 二瓶芳信 (海自)
理 事 辻 宏成(一般)、 梅崎時彦(水交会)、大平愼一(海自OB会)、
本田喜久惠(佐世保遺族会女性部長)、谷川由見子(一般)、重信 哲(一般) - 監 事 飯田満治(一般)、田島高明(海自)
- 顧 問 玉井 晃(海自)
3.墓地管理人
主 任 :松永幸也
施設管理 :岡林康光、吉開守彦
環境整備 :徳永雄造、川浪廣人
住 所 : 佐世保市東山町182-1
TEL/FAX :0956-88-8397
HP :http://www.tvs12.jp/~s-kaigunbochi/
MAIL :s-kaigunbochi@tvs12.jp
施設管理 :岡林康光、吉開守彦
環境整備 :徳永雄造、川浪廣人
住 所 : 佐世保市東山町182-1
TEL/FAX :0956-88-8397
HP :http://www.tvs12.jp/~s-kaigunbochi/
MAIL :s-kaigunbochi@tvs12.jp