昭和27年4月、独立を恢復した我が国は戦役者の遺族に対し、援護補償の国家的措置を講じ経済的面からする援助の手を差し延べるに至ったが、他方それらの国の施策に相呼応して特に旧海軍復員者及び一般社会有志の人々の中から戦役者の慰霊顕彰の象徴を建立せんとする機運がほうふつとして起り遂に昭和31年2月これらの人々を母胎として大東亜戦争戦役者慰霊塔建立期成会が誕生し、主として旧佐世保鎮守府管下に在住の旧海軍復員者及び慰霊塔建立の趣旨に賛同する人々を対象として会員の募集が開始された。
慰霊塔の建設工事は昭和32年1月17日起工され約四ヶ月の日子を要して完成した。
慰霊塔の建設工事は昭和32年1月17日起工され約四ヶ月の日子を要して完成した。